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【今週のデザイナー】Manuela Guidarini(イタリア)

  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

イタリア出身の建築家でありアーティストでもあるマヌエラ・グイダリーニ。現在はイタリアとコペンハーゲンの2拠点を中心に活動する彼女の作品は、幾何学、物質性、そして感情が交差する独自の地点を探求し続けています。


彼女の制作スタイルを象徴するのは、「加えることよりも、取り除くこと」を追求する徹底したプロセスです。装飾を削ぎ落とし、これ以上何も引けないという極限のバランスを探り当てる。その「引き算の美学」によって、作品には研ぎ澄まされた精度と、見る者を包み込むような静謐な空気感が宿ります。


建築家としての背景を持つ彼女は、空間に対する鋭い感性を備えています。


  • 色調: 抑えられたミュートトーンによる、穏やかでクリアな色彩設計。

  • 形態: 静かな主張を持つフォルムと、計算された幾何学的構成。

  • 質感: 丁寧に塗り重ねられた表面が、光と影の繊細な表情を生み出す。


これらが一体となり、彼女の絵画は単なる視覚的な対象を超え、特定の「雰囲気」や「情緒」を空間に呼び込みます。


マヌエラの作品が私たちに与えてくれるのは、慌ただしい日常から切り離された「明晰さと穏やかさ」です。彼女の探究する「本質の追求」は、現代における真の豊かさとは何かを、静かに問いかけているかのようです。


「作品が最も削ぎ落とされた形で完成を迎える瞬間を、常に探し求めている」


建築的な厳格さと、人間的な温かみが共存するマヌエラ・グイダリーニの世界。その洗練された美しさは、空間に心地よい静寂をもたらしてくれます。


「私の作品は、置かれた場所に反応するシンプルな構成で、ちょっとした空間実験のような趣があります。一つひとつの工程に明確な意味を見出し、余計なものを削ぎ落としていく。そうした潔さは、建築を学ぶなかで身についたものです。」by Manuela Guidarini




\SS26新作/


(左)Ash Traces       (中央)Ombre      (右)Sand Traces



 
 
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