内田 繁
モダニズムと和の融合
日本を代表するインテリアデザイナーの一人です。商業空間から建築、家具、照明まで幅広く手がけ、空間の佇まいや、そこに流れる時間までも含めてデザインする姿勢で知られています。
代表作には、山本耀司のブティック、神戸ファッション美術館、茶室「受庵・想庵・行庵」のほか、ホテル イル・パラッツォ、門司港ホテルなど、ホテルの総合的デザインを手がけた仕事も多数あります。
和紙の柔らかな光を生かした《paper moon》の照明は、その哲学を象徴する作品で、主張しすぎず、静かに空間に溶け込む、日本的な美意識が息づいています。
毎日デザイン賞、芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、旭日小綬章など、受賞歴も多数。
時代を超えて、暮らしに寄り添い続けるデザインを生み出してきました。

Asano Shoten
デザインコンセプト「価値観と哲学」
浅野商店の大きな特徴は、伝統の継承にとどまらず、新しいライフスタイルへと提灯を調和させる挑戦を続けている点にあります。
その象徴とも言えるのが、1998年に日本を代表するインテリアデザイナーである内田繁氏と共同で開発した照明器具「ペーパームーン(paper moon)」シリーズです。
提灯ならではの上品さや繊細さをベースにしつつ、主張しすぎず静かに現代の住空間へと溶け込むこの照明は、和室だけでなく洋室にも調和するプロダクトとしてロングセラーとなっています。
また、同社は製造現場へのIT技術や最新設備の導入、新素材の開発にも先進的です。
企画設計から製造、組み立て、仕上げ、家紋や文字の加工に至るまで自社での一貫生産体制を築いており、CADによる緻密な設計や、PCによる高精度な家紋データの管理、超極薄シートやインクジェット印刷の活用など、伝統的な職人技と現代のテクノロジーを巧みに融合させています。
さらに、次の世代を担う提灯張り作業者の人材育成にも熱心に取り組んでおり、歴史ある手仕事の未来を守り続けています。
Asano Shoten
製造プロセスと素材
●伝統工芸と現代デザインの融合
国指定の伝統的工芸品である「岐阜提灯」の職人技をベースにしています。上質な美濃和紙と竹(またはPET樹脂のヒゴ)を使用し、熟練の職人が一つひとつ丁寧に手作業で仕上げています。
●月の光のようなやわらかな灯り
ごく薄くきめ細やかな和紙を通すことで、電球の光がふんわりと拡散されます。まるで夜空に浮かぶ月のような、穏やかで温かみのある陰影が空間にリラックス効果をもたらします。
●ユーモラスで有機的なフォルム
「月」「ひょうたん」「たけのこ」など、自然や日常にある親しみやすい形をモチーフにしています。シンプルながら愛らしいデザインは、和室だけでなく洋室やモダンなインテリアにも美しく調和します。
●提灯ならではの機能性
非常に軽量で持ち運びやすく、テーブルランプとしてもフロアランプとしても使用できます。また、提灯の構造を活かしてコンパクトに折りたたむことができるため、収納や移動の際にも便利です。
Asano Shoten
浅野商店
の取扱を決定したポイント


◆岐阜県と鷲見栄児氏との深い関わり
弊社が運営するライフスタイルショップ「KOZLIFE」や、自社ブランド「kura common」は、これまで岐阜県と深い関わりを持ってきました。現在取り扱っている商品の中にも、岐阜県で生産されているものが数多くあります。
そして、岐阜市を拠点に活動し、「STIIK」のデザインも手がける鷲見栄児氏との出会いをきっかけに、私たちと岐阜とのつながりはさらに深まりました。
これまで弊社は、北欧のデザインやものづくりから多くの影響を受け、海外ブランドの輸入・販売を中心に事業を展開してきました。一方で、日本にも世界に誇ることのできる素晴らしいものづくりや、優れた技術、職人の技が数多く存在します。
日本には、北欧とはまた異なる独自のデザイン文化や価値観があり、私たちが改めて見つめ直すべき魅力がたくさんあります。
だからこそ、これまで培ってきた海外とのつながりや経験を生かしながら、輸入だけに頼るのではなく、日本国内で生まれる素晴らしい商品やものづくりを、国内だけでなく世界へ発信していきたい。
そんな思いをきっかけに、今回の取り組みをスタートしました。

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